「奇妙な足音」註
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【たヾしき十二漁師】
「The Twelve True Fishermen」
確信は持てませんが、おそらく聖書と関係があるんじゃないかと。
十二使徒には漁師がいましたよね。
・マタイ4:18「二人の兄弟、ペテロといふシモンと、その兄弟アンデレとが、海に網打ちをるを見給ふ、かれらは漁夫《すなどりびと》なり。」
・マルコ1:16、ルカ5:2も参照。
さらには、イエスが弟子を漁師にたとえる場面もあります。
・マタイ4:19「これに言ひたまふ『我に從ひきたれ、然らば汝らを人を漁《すなど》る者となさん』」
・マルコ1:17、ルカ5:10も参照。
※文語訳聖書からの引用は、『物語倶楽部』さんのをお借りしています。
【魚型の〜】
「魚」というのはキリストの象徴でもあります。
【蒼ざめた馬〜】
ヨハネ黙示録 06:07〜08
「第四の封印を解き給ひたれば、第四の活物《いきもの》の『來れ』と言ふを聞けり。 /われ見しに、視よ青ざめたる馬あり、之に乘る者の名を死といひ、陰府《よみ》これに隨《したが》ふ、かれらの地の四分の一を支配し、劍《つるぎ》と饑饉と死と地の獸とをもて人を殺すことを許されたり。 」
死は誰にでも平等であるのでした。
※文語訳聖書からの引用は、『物語倶楽部』さんのをお借りしています。
【窓口・受付】
「窓口」counter
「受付」half-door
上の絵のような感じでしょうか。
【神父の頭はいつだって】
「lose one's head(落ち着きを失う)」と「head(頭脳)」のことばあそび。
【たった一人でも〜】
原文「put two and two together and make four million」
※「put two and two together and make four(あれこれ考え合わせて正しい結論を出す)」という表現より。
【蛆つきず、〜】
マルコ福音書 9:44,46,48「彼處《かしこ》にては、その蛆つきず、火も消えぬなり」より。
※文語訳聖書からの引用は、『物語倶楽部』さんのをお借りしています。
【フランボォ】
表記にこだわるのはあんまり意味がないかも知れませんが、イギリス人の神父がこの名前を発音したなら「フランボウ」でしょうが、フランス人の「Flambeau」が発音したなら「フランボー」だと思うのです。といって、そのつど表記を使い分けるのも無意味ですし、ここでは間を取って「フランボォ」にしました。
【フランス人にもちんぷんかんぷん】
英米人にもちんぷんかんぷんの英語もどきを乱発している日本人としては笑えない皮肉です。とかいいながら、こんなページを見るとやっぱり笑っちゃうんですが。『Engrish』のページです。「観光お手洗」というのが日本語としてすでに意味不明でなんだか怖い。
【人間をとる漁師】
【たヾしき十二漁師】の項参照。
【荒れ模様】
蝙蝠傘が(本来の用途の)役に立ちそうです。「青い十字架」では、窓ガラスを割るために蝙蝠傘を使っていましたが。