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【未知ナル物ハ】
もともとはラテン語の格言。ホームズは「赤毛連盟」の中で、ジェイベス・ウィルソン氏に向かい同じ文句を引用しています。
【ぼくも行きましたよ】
ホームズは「赤毛連盟」事件の最中に、ワトスンとともに聖ジェイムズ・ホールを訪れ、サラサーテの演奏を聴いています。そのときホームズはワトスンに向かい「(ドイツ音楽の方が)イタリアやフランスの音楽より、ぼくの好みに合う。」と言っています。
また、バンクロフトのセリフから、この「ナイチンゲール邸の謎」事件は、「赤毛連盟」の一か月後の事件だということがわかります。
【こんなものを持っているのは】
ホームズは「入院患者」事件のときと同様の間違いを犯しているようです。大事なパイプを焦がして火をつける人間がいそうにないのと同様に、貴重な硬貨を無造作にピンにする専門家もいそうにないのだが。
【椅子にうずくまり】
ホームズはこれとまったく同じ姿勢を「赤毛連盟」事件の最中にとっています。
【正確な身長がわかる】
「アベ荘園」でもホームズは同じような推理をしました。
【縦にしたなら〜】
C'est exact, a(') la verticale ressemble a(') une sorte de roue dente(')e.
(a と e はそれぞれアクサン記号つき)
意味が取れず、訳せませんでした。ご教示を乞う。
【用心しています】
Fort heureusement, j'ai encore quelques tours dans mon sac!
「tours dans son sac」とは「抜け目がない。用意がいい(←袋の中にたくさんの手段がある)」の意。「etre dans son sac」は「うまくいく」の意なので、ここも「幸運なことに、ぼくはまだまだ運がいい!」くらいの意か。