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翻訳:東照
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ジョゼフ・バルサモ

アレクサンドル・デュマ

訳者あとがき・更新履歴
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第六十八章 死体の山

 嵐の後には静けさが訪れる。ぞっとするような、だが癒すような静けさが。

 午前二時頃。パリの頭上を流れる大きな白雲が、青白い月の下でくっきりとした姿を浮かび上がらせていた。でこぼこの地上では不幸なことに、逃げていた人々が溝に落ちて折り重なって死んでいる。

 薄い雲に遮られて時折り翳る月光に照らされて、土手端やぬかるみの中に、騒ぎの犠牲者たちの死体が見えた。強張った足、鉛色の顔、手を伸ばしているのは恐怖か祈りのためだろうか。

 ルイ十五世広場の中央では悪臭を放つ黄色い煙が櫓の残骸から洩れ、まるで戦場のような光景を見せていた。

 荒れ果てた惨劇の現場を人目を忍ぶようにしてちょろちょろと走っていた影たちが立ち止まり、辺りを見回し、小さくなって走り去った。鴉のように獲物に引き寄せられてやって来た、火事場泥棒である。追い剥ぎに失敗した者たちが、仲間から耳寄りな情報を得て、大慌てで死体から盗みを働きに来ていたのだ。それが銃剣を持った兵士たちが押っ取り刀で駆けつけて来たのを見て、しぶしぶながら泡を食って逃げ出した。だが死者の長い列の中で動き回っているのは泥棒と夜警だけではなかった。

 角灯を持った者たちだ。或いは野次馬だと思われるだろうか。

 それにしても、何と悲しげな野次馬だろう! 果たせるかな、それは帰らぬ縁者や友や恋人を心配する親戚や友人たちであった。遠方の地区から来た人々である。凶報は嵐のような嘆きを乗せてとうにパリ中に広まっていたため、不安のあまり取るものも取りあえず捜しに来たのだ。

 災害の跡を見るよりも辛い光景だった。

 最愛の人の死体に再会した人々の絶望から、何一つ見つけられずに、物も言わず震えている川にすがるような視線を彷徨わせる人々のやりきれない不審の念まで、青ざめた顔には様々な感情が交錯していた。

 死体の多くは既にパリ憲兵隊によって川に投げ込まれていた。過失の責めを負うべき憲兵隊は、恐るべき死者の数をごまかそうとしていたのだ。

 人々は救いのない光景の繰り返しにうんざりすると、セーヌ川の水で両足を濡らし、暗い流れに引き寄せられる不安に心を締めつけられたまま、角灯を手に、広場の横の通りを確かめに行った。そこにはたくさんの負傷者が助けを求めて、或いは惨劇の現場からただただ逃れたくて、這いずって来ていた。

 不幸にも死体の中に失った友を見つけた者たちは、不意を打たれて呆然とした後で叫びをあげた。惨劇の現場では新たにすすり泣きが生じ、別のすすり泣きに呼応した。

 ごく稀に、広場に物音が響く。角灯が落ちて壊れた。生者が死者に無我夢中で別れの口づけを注いだ。

 広大な墓地には、また別の物音も聞こえていた。

 落ちた拍子に手足を折り、剣で胸を傷つけられ、人に押しつぶされた怪我人たちが、祈るように喘ぎや呻きをあげていた。すわ知り合いかと駆け寄って来た人々が、他人だとわかると立ち去っていた。

 だが、広場の端、公園のそばでは、博愛と献身の念に打たれた人々が、救護班を組織している。若い外科医――周囲に散らばった道具を見る限りでは外科医のようだが――その若い外科医が怪我をした男女を運ばせていた。患者に包帯を巻きながら、結果に対する同情よりもむしろ原因に対する怒りの方を露わに口にしていた。

 がっしりとした二人の助手によって血塗れの舞台に上げられた外科医が、その行商人の助手たちに向かって絶えず叫んでいる。

「一般人が先だ。怪我もひどいし、身なりも地味だから、すぐにわかるはずだ!」

 包帯を巻き終えるたびにこんな言葉が機械的に繰り返されていたが、二度目の叫びに、灯りを手に死体の間をたずね回っていた真っ青な若者が顔を上げた。

 額に開いた大きな傷口から赤い血の滴をしたたらせている。片腕は服を二つのボタンで留めて吊ってある。汗まみれの顔からは必死の思いが伝わって来る。

 前述したように、医師の言葉を聞いて、この若者が顔を上げた。医師が半ば嬉しそうに眺めている傷ついた手足に、悲しそうな瞳を向けている。

「失礼ですが、どうして患者を選ぶのでしょうか?」

 外科医はこの質問に顔を上げて答えた。「私が診なければ、貧乏人を診る人などいないからだよ。金持ちなら引く手あまたではないか! 角灯を下げて道を確かめてみるがいい。金持ちや貴族の代わりに庶民が山と見つかる。神ご自身もうんざりしてしまうに違いない、こんな災難に遭っても、幸運なことに貴族や金持ちは普段通りの犠牲しか払わなかった。千人に一人いればいい方だ」

 若者は出血している額の高さまで灯りを上げた。

「ではみんなと同じく怪我をした貴族はぼくだけらしい。馬に蹴られて額が割れて、溝に落ちて左腕を折ってしまったんです。金持ちと貴族は追いかけ回されると言いましたね? でもご覧の通り、ぼくはまだ包帯をされてないんです」

「ご自身の邸があるでしょう、それに……ご自身の医者も。お戻りなさい、歩けるのだから」

「治療して欲しいわけではないんです。妹を捜してるんです、十六歳の女の子ですが、庶民ではないけれど、きっと死んでしまいました。白い服を着て、首に十字を掛けています。ぼくらの邸や医者のことは忘れて、どうか教えて下さい。そういう女の子を見かけませんでしたか?」

 若い外科医は堰を切ったように話し出した。その激しさを見れば、こうした思いを長く胸にたぎらせていたのがわかろうというものだ。「私は思いやりにこの身を捧げて生きて来た。苦しんでいる人たちを起き上がらせるために貴族を死の床に放っておくことが、神にも等しい思いやりという掟に従うことになる。今日起きた不幸はすべてあなたがたが原因なんだ。あなたがたの悪習や横暴が原因なんだ。その結果を受け止めなさい。妹さんは見かけていません」

 乱暴に言い捨ててから、外科医は作業に戻った。馬車に両足を砕かれた不運な女性が運ばれて来たところだった。

「見るんだ」逃げ出していたフィリップに大声を浴びせた。「金持ちの足を砕こうとして祭りに馬車を突っ込ませるのが庶民だとでも?」

 フィリップはあのラ・ファイエットやラメットを生み出した、あの若い貴族階級に属していた。フィリップ自身もこの外科医の口から飛び出した箴言を何度となく口にしていた。それが跳ね返って懲罰のようにフィリップを襲った。

 心を砕かれ、救護班から離れて悲しい探索を続けた。やがて苦しみに耐えきれぬように、涙にむせた叫び声が聞こえて来た。

「アンドレ! アンドレ!」

 その時フィリップのそばをせかせかと通りかかる人がいた。とうに年老いた人で、灰色の布を纏い、ゆるゆるの絹靴下を履き、右手で杖を突いて、左手には蝋燭を油紙で囲んだ角灯を持っている。

 老人はフィリップが呻くのを聞いて、その苦しみを察した。

「可哀相に!」

 だが老人がここにやって来たのもフィリップと同じ理由からであるらしく、そのまま通り過ぎた。

 それが突然、これほどまでに苦しんでいる人の前を慰めようともせずに通り過ぎたのを咎められたかのように、

「失礼ですが、お邪魔して構いませんか。同じ苦しみに打たれている者同士、倒れないよう互いに支え合いませんと。或いは……あなたならわたしの役に立ってくれるかもしれない。蝋燭が消えかけているところを見ると、もう長いことお捜しのようだ。もしや広場でもっとも悲惨な場所をご存じではありませんか」

「ええ、知っております」

「そうですか! 実はわたしも人を捜しておりまして」

「ではまず溝をご覧なさい。そこで五十人以上が死んでいます」

「五十人ですか! 祭りの最中にそれほどの人が死んでしまったとは!」

「たくさんの人が死んでしまいました! 既に何千という顔を照らして来ましたが、まだ妹は見つかりません」

「妹さんですか?」

「あっちの方でした。ベンチのそばで見失ったんです。見失った場所は見つかりましたが、妹の手がかりは皆無でした。今は稜堡から始めて捜すのをやり直すところです」

「見物人はどちらに向かったのでしょうか?」

「新しい建物の方、ラ・マドレーヌ街の方です」

「では、あちらの方ですね?」

「そうだと思います。ですからまずはあちら側から捜してみたんです。でもあっちはひどく混乱していました。人の波があっちに向かったのは事実です。ですがどうしたらいいかわからずに狼狽した女性なら、逃げようとしてどちらに向かってもおかしくありませんから」

「失礼ですが、妹さんが流れに逆らえたとは思えません。わたしは通りの方から捜すつもりです。一緒にいらっしゃい。二人で協力すれば、見つかるかもしれませんよ」

「ところであなたはどなたをお捜しなのでしょうか? ご子息でしょうか?」フィリップはおずおずとたずねた。

「そういうわけではありませんが、養子といってもいい子です」

「一人で来させたのですか?」

「ああ、もう青年ですから。十八か十九です。自分の意思で行きたがるのを止めることは出来ませんよ。もっとも、これほどの大惨事になるとは思いも寄りませんでした!……そちらの蝋燭が消えてしまいましたね」

「ああ、そうですね」

「一緒にいらっしゃい。これで照らして差し上げます」

「ご親切はありがたいのですが、ご迷惑ではありませんか」

「ご心配は無用です、こちらも捜さなくてはなりませんし。いつもはちゃんと戻って来る子なのですが」老人は通りに沿って進んだ。「ですが今夜は予感のようなものがあって。十一時まで待ったところで、妻が隣人から事故のことを聞きました。きっと戻って来ると信じて二時間待ちましたが、戻って来るのは見えません。何の連絡もないのに眠れるわけもないではありませんか」

「それでは、家の方に行きましょうか?」

「そうしましょう。仰ったように人込みはこちらに移動したはずですから、恐らくあちらに行ったのでしょう。あの子はそれに流されていったに違いありません。何せ風習はもちろん町の通りも知らない田舎者ですから。ルイ十五世広場に来たのも初めてのはずです」

「そうですか! ぼくの妹も地方から出て来たんです」

「これはひどい!」老人は死体の山から目をそらした。

「それでもあそこを捜さなくてはならないんです」フィリップは毅然として死体の山に角灯を近づけた。

「まともに見ることなど出来ません。わたしは凡人です、こんな悲惨な光景など怖くてとても耐えられません」

「ぼくだって怖い。でも今夜のことはいい試練でした。ここに十六、七の少年がいますよ。傷のないところを見ると、窒息したようです。お捜しの少年ですか?」

 老人は勇気を振り絞って角灯を近づけた。

「よかった、違います、別人でした。もっと若くて、髪が黒く、青白い顔なんです」

「今夜は誰もが青ざめてますよ」

「おや、家具倉庫ガルド=ムーブルの下まで来たんですね。あそこに争った跡がある。あの壁の血、あの鉄柵の布切れ、あの柵の穂先に浮かんでいる服の切れ端をご覧なさい。それに、もう歩く先もありません」

「この辺りです、きっとこの辺りだ、間違いない」フィリップがぼそぼそと繰り返した。

「胸を抉られるようだ!」

「あっ!」

「どうしました?」

「死体の下に白い布が! 妹は白い服を着ていたんです。灯りを貸して下さい、お願いです!」

 確かにフィリップは白い布切れを見つけ、それをつかんでいた。片手で灯りを持っていたために、そのまま手を離した。

「若い男の手に握られているのは、女物の服の切れ端です。アンドレの白いドレスとよく似ている……アンドレ! アンドレ!」

 フィリップが嗚咽を洩らした。

 老人も近づいた。

「あの子だ!」声をあげて腕を広げた。

 その悲鳴に、フィリップも注意を引かれた。

「ジルベール!」叫ぶのはフィリップの番だった。

「ジルベールをご存じなのですか?」

「ジルベールをお捜しだったのですか?」

 二人の声が重なった。

 老人はジルベールの手をつかんだ。冷え切っている。

 フィリップはジルベールの胴衣ジレを外し、シャツを脱がし、心臓に手を押し当てた。

「可哀相に!」

「何てことだ!」老人も溜息をついた。

「息をしている! 生きている!……生きています!」フィリップが叫んだ。

「本当ですか?」

「間違いありません、心臓が動いています」

「本当だ! 誰か助けを! 向こうに外科医がいたはずです」

「ぼくらでやりましょう。ついさっき助けを請いましたが、断られたんです」

「手当が必要だ!」老人が激昂した。「ジルベールを医者のところに連れて行くのを手伝って下さい」

「片手しか使えませんが、お手伝いしましょう」

「わたしだって年は取っても、力は出せるはずです。さあ行きましょう!」

 老人はジルベールの肩に手を掛けた。フィリップが右腕で両足を抱えて、二人はなおも人々に囲まれている外科医のところまで歩いて行った。

「どうか助けて下さい!」老人が叫んだ。

「一般人が先だ!」外科医は座右の銘を繰り返した。こうした返事をするたびに、周囲の人々から感嘆の呟きが洩れることになるのは本人もわかっているのだ。

「連れて来たのは庶民の男です」老人はかっとなって言ったが、若い外科医のかたくなさに心を打たれ始めていた。

「ではご婦人方の後で」と外科医が言った。「殿方はご婦人よりも痛みに強い」

「瀉血だけでいいんです」老人は言い募った。

「おや、またあなたか!」外科医は老人ではなくフィリップを目にして言った。

 フィリップが何も答えないのを見て、何か言わなくてはと老人は考えた。

「わたしは貴族ではありません。一般人です。ジャン=ジャック・ルソーと言います」

 医師は驚きの声をあげ、手で人を払った。

「場所を空けるんだ、自然人に場所を! 人類の解放者に場所を! ジュネーヴ市民に場所を!」

「ありがとう」ルソーは感謝を口にした。

「事故に遭われたのですか?」

「わたしではなく、この子なのです」

「ああ、あなたもですか。私と同じく、人類のために行動してらっしゃるのですね」

 ルソーは思いがけない上首尾に感動して、ほとんど聞き取れない言葉を呟くことしか出来なかった。

 フィリップは憧れの哲学者を目の当たりにして、離れたまま呆然としていた。

 ルソーは人の手を借りて、気絶したままのジルベールをテーブルの上に降ろした。

 この時になってルソーは外科医を観察した。ジルベールと同じくらいの年齢だが、その顔には若さと呼べるようなところはなかった。黄ばんだ顔には老人のように皺が寄り、たるんだ瞼が蛇のような目を覆い、口は癲癇の発作を起こしたように引きつっている。

 袖を肘までまくり、腕を血に染めて、ばらばらの身体に取り囲まれた姿は、痛ましい聖職に勤しんでいる医師というよりは、仕事に励んでいる死刑執行人のようだった。

 ルソーの名を聞いた途端、それまでの粗暴さが嘘のようになくなっていた。ジルベールの袖をまくり、腕を紐で縛り、静脈に傷をつけた。

 初めこそちょろちょろと流れていたが、すぐに若く澄んだ血が惜しむことなくほとばしり始めた。

「これで助かります。だがしっかりとした手当てが必要だ。胸を押しつぶされている」

「あなたにはお礼をしなくては。それに敬服いたしました。貧しい人たちのためにほかの人たちを排除したことにではなく、貧しい人たちに救いの手を差し伸べたことにですが。人類は皆兄弟なのですから」

「貴族や金持ちもですか?」外科医はたるんだ瞼の下から鋭い目つきを飛ばした。

「貴族も金持ちも、苦しんでいる時は一緒です」ルソーが答えた。

「私はヌーシャテル(Neuchâtel)から近いボードリー(Baudry)の生まれです。あなたと同じスイス人ですから、少なからず民主主義者のつもりです」

「同国人でしたか! スイス人ですか。よければお名前を聞かせてもらえませんか?」

「まだ無名の人間に過ぎません。いつかはあなたのように人類の幸福に人生を捧げられたらと思っていますが、今は勉強中の身です。ジャン=ポール・マラーと言います」

「ありがとう、マラーさん。ですが権利について人々を啓蒙しながら、復讐に駆り立ててはいけません。一度復讐してしまえば、あなた自身が復讐に怯えることになるでしょうから」

 マラーはぞっとするような笑みを見せた。

「生きてその日を迎えられたら、その日をこの目で見ることが出来たなら……」

 ルソーはこの言葉に含まれた響きを感じ、遠い雷鳴にぎょっとした旅人のようにぎょっとして、ジルベールの腕をつかんで立ち去ろうとした。

「誰か二人、ルソー氏を手伝って差し上げなさい」と外科医が言った。

「俺たちに任せとけ!」幾つもの声が答えた。

 ルソーはその中から二人選ばざるを得ず、逞しい使い走りにジルベールを抱えてもらった。

 立ち去り際に、フィリップのそばを通りかかった。

「これをどうぞ。もうわたしには角灯は必要ありませんから」

「ありがとうございます」

 フィリップは角灯を受け取り、ルソーがプラトリエール街の方へ戻ってゆくのを見届けると、再びアンドレの捜索に戻った。

「可哀相に!」ルソーは振り返って、人込みの中に紛れるフィリップを見ていた。

 墓場にこだまする外科医の叫び声を聞きながら、ルソーはぶるぶると震えて歩き続けた。

「一般人だ! 一般人だけだ! 貴族や金持ちなどくたばってしまえ!」


Alexandre Dumas『Joseph Balsamo』Chapitre LXVIII「Le champ des morts」の全訳です。


Ver.1 10/09/25
Ver.2 12/10/05
 


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[訳者あとがき]

 ・09/25 ▼次回は10/09(土)更新予定。

[更新履歴]

・12/10/05 「苦しんでいる人たちを立たせておいてでも貴族を死の床に横たえておくとしたら、私にとって女神にも等しい思いやりの気持に正真正銘従うことになるだろうがね。」 → 「苦しんでいる人たちを起き上がらせるために貴族を死の床に放っておくことが、神にも等しい思いやりという掟に従うことになる。」

[註釈]

*1. []。[]

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