朝も昼も、あわれな農夫は農地に足を踏み入れることができなかった、折れた手足の持ち主が、接骨のために、いろんな地域からふらふらとやって来たんですよ。ねえ、あなた、これがうまくいきすぎるくらいにうまくいった。けどフェリム卿がまちの外へ出かけるときの習慣で、ふるいお城を見張るため何人かの農夫が寝ずの番をしてました、旧家への挨拶みたいなもんです――農夫にとっちゃひどくふゆかいな挨拶ですよ、ふるいお城のなにかすごいことがあるって知らないものは一人としていなかったんだから。隣人たちはわかってました、それが地主の祖先のおじいさんだったって、正直紳士だそうです――神よ彼とともにあれ――聞いたところでは、誰にも負けないくらいのね、よく真夜中頃にずっとさまよい歩いては、酒壜からコルクの栓を抜くのにやっきになってたんだとか、あなたやぼくがやるみたいにね、それから、おお神よ――いやそうじゃない。そう、ぼくが言っていたのは、地主のおじいさんが額縁のなかから降りてきてたってことです、彼の絵がかかっていた場所は、壜やコップが割れていて――神よ我らをあわれみたまえ――みんな彼がやって来て飲んだんだ――そのことではいくらか責めを負いますね。家族の誰かが入ってきたら、彼はまた元いた場所に戻って、まるで何も知らないようにまるきり無邪気に見えるんです――いたずら好きの老人みたいに。