必要なものがほしいときは』と言うと、腿をぴしゃりと打って、『何が好みか知っているやつらのところに行くさ』って言いいましたね。『そんなことはどうでもいい』と言うと、父の向かい側に腰をおろした。『どうでもいいんだ、いらいらする――心配で死にそうなんだなんだよ』、『グレンヴァーロッシュでブラック・バーニーを殺した日に責めさいなまれるんだ』
「父は気がついた、彼が持ってたお気に入りの馬だったって、そいつは谷間に沿った大きな塀を飛び越えていきました。
「『できるなら』父さんが言った、『やつの殺害について心配なさいませんように』
「『だまれ、ばか』地主は言ったんだ、『どうして心配なのか言ってやる』と。『わしが大部分を過ごした場所のなかで』、『余暇以外はここで過ごすのが好きだった』、『かつて歩いたこともない大峡谷を歩かにゃならん』、『思う以上に遠くにな』。