作品紹介 | ||
1845 | Vingt Ans après 『二十年後』 | |
・『ダルタニャン物語』第二部 | ||
邦訳 | 『ダルタニャン物語』3〜5(復刊ドットコム)[amazon・楽天] | |
あらすじ | 新税に反対する民衆の不満は限度に達していた。枢機官マザランは、銃士隊副隊長ダルタニャンを呼んだ。ダルタニャンが信用できるかどうか確かめるため、マザランはバスチーユにいる前枢機官の腹心ローシュフォールを釈放したが、ボーフォール公の監視を拒まれたため、アンリ・ドートリッシュ本人にダルタニャンのことを確かめに行く。 マザランに頼まれて、三銃士を探そうとするダルタニャンは、ローシュフォールの逃亡を助けたブランシェと再会する。二人はバザンのあとを尾けてゆき、騎馬の男たちに狙われているアラミスと再会する。だがアラミスは今はロングヴィル夫人と付き合っており、フロンド派であったため、協力を拒否される。 ダルタニャンたちは続いてポルトスに会いに行く。田舎貴族に馬鹿にされたくないポルトスは、男爵の肩書を手に入れるため、枢機官側につくことを快諾する。 アトスにはラウルという「養子」がいた。ダルタニャンはかまをかけるが、アトスの真意はわからぬまま、マザランから帰還命令を受ける。ボーフォールが脱獄するという噂が立っていたのだ。そして新しく雇われた獄卒こそ、アトスの従僕グリモーだった。 ボーフォール公はお間抜けかつお茶目な人間だった。ラウルはアトスとシュヴルーズ夫人との間にできた子どもだった。夫人はアトスの訪問によって初めて我が子のことを知る。牧師の家に泊まった若い頃の夫人が悪戯心を起こして牧師にちょっかいを出したつもりが、牧師の留守に泊めてもらっていたアトスだったのだ。夫人は生まれた子を牧師の軒先に託すが、牧師のほうは身に覚えがない。というわけで施設に預けられたところを、アトスが引き取ったのである。 従軍を目指すラウル。いよいよ脱獄するボーフォール公。マザランに男爵位と銃士隊長の地位を約束し、ボーフォール公を追うダルタニャンとポルトス。逃走犯たちと撃ち合い・斬り合いになる二人。だが相手はアトスとアラミスだった。その場は分けて改めて翌日話し合おうと約束する四人。マザランには一味が五十人もいたと伝え納得してもらう。 |
|
感想 | ・ | |
邦訳 | 『ダルタニャン物語』3〜5(復刊ドットコム)[amazon・楽天] |