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土蜘蛛草紙
―つちぐもざうし―
其の七
〔翻刻〕
めもあやなる心ちするに此女〔は〕かまのすそをけあげたれば、まりのほどなる白雲を十は〔か〕り頼光にかけつヽ目みえずなるに、や〔が〕て二、三間ばかり〔ひ〕きよせて〔○〕とりあへぬに、たちをとりてしたヽかにきるに、かきけつやう〔に〕うせぬ。板しきをうち〔とを?して〕石すえのいしをなからばか〔り〕うちさけ〔り〕。
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〔現代語訳〕
まぶしいほどの心持ちでいると、この女が袴の裾を蹴上げながら、鞠のような白雲を十ばかり頼光にかけたせいで目が見えなくなったので、すぐに二、三間ほど引き寄せ直ちに太刀を取って力強く斬りつけると、かき消えるように姿を消した。太刀は板敷を打ち通して、礎の石を半ばほども打ち裂いていた。
〔解説〕
〔画像〕
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